石川県能登島で製作をされているガラスアーティスト 有永浩太 によるボトルです。

ベネチアングラスの伝統的な技法の
レースグラス・レティチェッロから着想を得た
“gaze” シリーズ。

「ガーゼとは、もとは中近東で生まれた絹布の名称。
糸を取り出すようにガラスを伸ばし、撚糸のように束ね、線を重ね面を覆う、、、
という手間をかけた工程を経ることで
瞬間的に作られる吹きガラスの中に、
織物の持つ『時間』を内包できればと考えています」

という思いで“gaze” は生まれました。

風に吹かれ、ふわりと舞う薄いガーゼを閉じ込めたようなボトルは
細かな柄がとても美しい表情です。

色のついたドリンクを注ぐと、絹糸のように繊細な柄を
よりはっきりとご堪能いただけます。

吹きガラスを中心に、様々な技法を用いて作りだされるガラスたちは
生活と製作が密接に関わる環境だからこそ生まれる、挑戦的な作品の数々。

高温で熱されたガラスは、重力をうけ
意思を持っているかの如く、溶け、形を変えていきます。

その動きをとらえ、生み出された有機的なフォルムは
とても美しいですね。

手吹きとは思えないほど、完全な球体の蓋の中にも
うねるように閉じ込められた幾重もの線。

小宇宙のような世界に見入ってしまいます。

オブジェとしてもお楽しみ頂けるボトルです。

※耐熱ガラスではありませんので、急激な温度変化にご注意ください。

※ガラスの底にある丸い跡は、吹きガラスの工程でできるものです。

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